野菜や果物を、皮ごと食べる

自然・暮らし

どうも、やよいです。

皆さんは果物の「キウイ」は皮つきのまま食べますか?
私は食べないのですが、夫は皮ごと食べます。

こんなふうに野菜や果物の「皮をむいて食べるかどうか」は人や好みによって、さまざまだと思います。

「野菜や果物の皮=捨てるもの」という固定概念を少しだけ取り払ってみると、調理も簡単でゴミも減らすことができて嬉しいことが沢山あります。

今日は皮ごと食べることの良さについて書いたので、興味のある方はブログをご覧ください。

食べるまでが楽

皮を剥かないと、とにかく食べるまでが楽です!
シンプルではありますが、これが一番嬉しいことかもしれません。

先日、今が旬の「長芋」の皮を剥かずにすって食べてみたのですが、皮の感じが気になるようなこともなく美味しく食べることができました。(ヒゲの部分は少し炙って切りました)
私は皮を剥いてすっている光景を実家で見て育ったので、これはとても新鮮な発見。
「この部分は捨てるもの!」「皮はむくべき!」
そういった考えは、今までの経験や見てきたものが知らず知らずのうちに基準になっているのだと気がつきました。

「剥かなくてもいいんだ!」という気づきが、調理工程をひとつ減らしてくれた出来事でした。

生ゴミが減る

夏頃収穫した野菜たち

生ゴミは水分を多く含むので、焼却にかかるエネルギーを無駄に使うことにも繋がっています。

皮をむかないことで、生ゴミ自体を減らすことができます。

さつまいもの両端やにんじんの先端など、普段あまり考えず当たり前のように切り落としてしまっている部分があるのではないでしょうか。
でもその部分もきっと、調理方法によっては捨てずに美味しく食べられますよね。

食事は毎日のことなので、小さな心掛けも日々の積み重ねでゴミの量は大きく変わってくると思います。

身体にもいい

キウイは皮ごと食べると、食物繊維やビタミン・葉酸・ポリフェノールなどをより多く摂取することができます。
長芋の皮には、肉や魚などに含まれるたんぱく質を効率よく吸収したり消化したりする成分が多く含まれています。

このように、食材によっては皮ごと食べると身体にとって良いことも沢山あるんです。

皮と一緒に食べなくても、硬い皮の部分はきんぴらにしたりと料理によって使い分ける工夫をしている方もいると思います。
美味しい食べ方や活用方法を見つけて、野菜の栄養をたっぷりといただきたいですね。

「一物全体」という考え

(右)スイカの皮らへんを塩こうじ漬けに

「一物全体(いちぶつぜんたい)」という言葉を聞いたことがありますか?
「命あるものひとつをまるごといただく」という考え方で、野菜であれば皮や葉なども使います。

私たちもその考えを大切にしたいという思いがあるので、野菜は皮ごと食べたり精白しないお米(現在は分づき米)を食べています。

「まるごといただく」という視点で調理してみると、また新しい発見や美味しさに出会えるかもしれません。


PS.
野菜や果物に残る「残留農薬」のことを心配されている方もいると思いますし、私も気にはしています。
なるべく安心できる食材を選びたいと考えていますが、今はそれ以上に無駄なく美味しく食べたいという気持ちがあるので多くの食材を洗って皮ごと食べています。

何かと何かを自分なりに天秤にかけ、大事にしたい方を選択する。
それが、自分の中で納得のいくことなら良いように思います。


(やよい)