量り売りで買った昆布といわし

自然・暮らし

どうも。しゅんすけです。
みなさんは、量り売りで何かを買ったことありますか?我が家はゼロウェイストを目指す暮らしの中で、よく利用します。とはいえ、どのお店でもやっているサービスではないので、対応してもらえないこともしばしば。今回は、秋田県由利本荘市にある「津野商店さん」で、乾物の量り売りをしてもらったのでご紹介です。

そもそも量り売りって?

では、そもそも「量り売り」という言葉にクエスチョンマークが浮かんでいる人のために簡単な解説です。
量り売りとは、商品の重さで必要な分だけを買うことのできる購入方法です。例えば10gで30円など、重さで金額が決まっていれば「100gください」「300円になります」みたいな感じ。

とはいえ、重さって意外とわからないので、ぼくがよくやるのは「この袋に入るだけください」と言って、重さを量ってもらう方法です。このやり方でも、重さを量って金額を教えてくれるので簡単に買うことができます。
※お店によって購入方法は違いますので、この方法が通じない場合もあります。

今まで我が家では、お米、大豆、切り干し大根、ひじき、ドライフルーツ、お酒、乾物などの量り売りを利用してきましたが、量り売り専門店では、塩や砂糖、醤油などの調味料をはじめ、洗剤や香水なんかを量り売りで販売しているところもあります。

量り売りの気持ちよさ

量り売りの良さは、何といっても「必要な分を必要なだけ買える」ことと「ゴミがでない」こと。ゴミを出さない暮らし(ゼロウェイスト)を目指しているぼくたちとしては、これほどありがたい購入方法はありません。

はじめて量り売りでの買い物にチャレンジしたのは、以前住んでいた淡路島にある「毎日食堂さん」でした。そのお店はとっても素敵なお店で、量り売りの対応や体や地球に優しい商品を買うことができたので、かなりお世話になっていました。

それまでは、スーパーなどで買い物をするのが当たり前の生活だったので、はじめて購入するときは緊張しましたが、やってみたら案外あっけなく買えてしまいました。一気に量り売りへのハードルが下がり、今では何度も利用させてもらっています。

津野商店さんで乾物を購入

それで今回は、秋田県由利本荘市にある「津野商店さん」で昆布といわしの乾物を量り売りで売ってもらいました。
お店に入った瞬間、煮干しのいい匂いが漂ってきて早速煮干しが欲しくなります。

お店の方はとても温かい雰囲気のご夫婦で、終始楽しく買い物。お話の中で「乾物はパッケージしないと、すぐに湿気を吸ってしまう」ということを教えてもらい、一口に量り売りと言っても、売る側の課題も考えないとなーと感じました。

量り売りは、欧米などの海外では結構普及していて、様々な場所でサービスを受けられるようです。日本ではまだまだ進んでいない印象ですが、昔は日本でも量り売りが普通だったんですよね。

それが、スーパーなどの普及で、パッケージ化された商品が出回るようになって、今ではそっちの方が普通になりました。むしろ人によっては、個包装されていないことに対して「衛生面が」とか「使いにくい」とか、クレームを言う人もいるらしいです。

そう考えると、量り売りできるお店が少なくなったのは、ぼくたち消費者のニーズのせいかもしれません。

その証拠に、量り売り専門店と宣伝していなくても「量り売りできませんか?」と聞いたら快く対応してくれるお店はたくさんあります。(反対にどうしてもダメと言われる場合もあります)

ぼくたちの中にある「こうじゃなきゃダメ」が少しでも減って、「これくらいで十分」が増えていけば足るを知る暮らしに一歩近づけるんじゃないかなと思った量り売りでした。

(しゅんすけ)