命令しない子育て ~理想と現実~

教育・子育て・遊び

どうも。しゅんすけです。
本日は、足るを知る子育てシリーズ。「命令しない子育て」です。

「命令」って聞くとちょっと強いイメージを持つ人が多いんじゃないでしょうか。
なんか、軍隊っぽいし子育てとはマッチしないような感じがしますよね。

でも、子育てにおける命令は無意識のうちに行っているものがほとんどです。
ぼくも「命令」したくないと思いつつ、ついついやっちゃっていることが多いです。

足るを知る子育てでは、この命令をしない関わりを意識していきます。
今日はそんな話です。(^^)

子どもに命令している自分

ではまず、子どもへの命令について考えていきたいと思います。
ぼくが考える「命令」とは「○○しなさい」ってやつです。

これなら言ってるわーという人がほとんどじゃないでしょうか。笑
ぼくも言ってますしね・・・。

でも、○○しなさいって言葉には命令の意味合いが込められていると考えています。
例えば、「ご飯を早く食べなさい」「さっさと着替えちゃいなさい」「おもちゃを片付けなさい」挙げればきりがないですね。笑

ぼくも、できるだけ命令しないように気をつけているものの、ついついちゃっちゃうことが多いです。

じゃあなんで「命令」はよくないと思いますか。
ぼくはこれを

「子どもを尊重していないから」

だと考えています。
どういうことかと言うと、子どもに命令する時には、少なからず上から下への意識が働いていると感じています。

でも、子どもは下の存在ではなくて、人としては対等です。
子どもであっても軽んじることなく、一人の人間として尊重することが必要です。

子どもだからと言って人としての尊厳を傷つけることは許されません。
それは親であっても同じことです。

だからこそ、子どもにも命令することなく関わっていきたいと思います。

命令しないで意見を求める

では、命令せずに関わるためにはどうするか。
それは

「命令ではなく、意見を求める」

という方法です。
さっきの例でいうと「ご飯を早く食べなさい」ではなく「いつまでに食べる?」「食べるのが遅くなると遊ぶ時間が少なくなるよ」など、自分で判断して選択できるような状況を作るように心掛けています。

よくよく考えると、早く食べるってことは親の都合じゃないか?と思うことがあります。
確かに、社会に出た時、自分が食べるのが遅くて人に迷惑をかけてしまうということもあるかもしれません。

学校の給食だって、食べる時間が決まっていて、その時間内に食べることが求められると思います。

でも、食事って人が生きていく上ではとても大切なことです。
食べなければ生きていけませんし、食事を意識するだけでも暮らしが豊かになるほど大切なものだと考えています。
それは、早く食べることではなく、自分が何を食べているのか意識すること。日々の食事に感謝すること。そんな食事が豊かだと考えているからです。

こんな風に、子どもに本当に伝えたいことは何かってことを忘れずに関わることができれば、命令ではなく意見を求める関りができるなーと考えています。(^^)

理想と現実の間で日々悩む

とはいえ、なかなか理想通りにいかないこともしばしば・・・。
ご飯を早く食べて欲しいというのは親の本音。
いつまでも食べてたら片付かないし、他のことができないし、集中して食べてくれないことも気になるし・・・。

でも一方で命令はしたくないし、自分で考える力を身につけて欲しいし、楽しく食事がしたいし・・・。

こんな感じで理想と現実のギャップに悩む日々です。笑

ただ、これでいいんだと思っています。

というのも、悩まない子育てなんて面白味がないし、色々な問題があった方が燃えるタイプなので。笑

大事なのは何を理想としているかってことです。
自分たちが大切にしたい価値観や考え方、ものの見方なんかを自分の中にしっかりと持っておく。
そうすることで、もし現実とのギャップがあったとしても、どうすれば現実を理想に近づけることができるか考える楽しみが増えます。(^^)

これがあいまいだと、あいまいなギャップに苦しめられます。
あいまいなギャップは改善のしようがないのと、あいまいであるがゆえに、そのギャップがとてつもなく大きなものに見えることがあります。

だからこそ、自分の「理想」を明確にしておくことが大切なんだと思います。(^^)

はい。では今回は「命令しない子育て」でした!
今日はここまでです。

(しゅんすけ)