3歳の娘に包丁を持たせる

教育・子育て・遊び

どうも。しゅんすけです。
我が家の娘はそろそろ4歳を迎えようとしています。
気がつけば4歳。あっという間ですね・・・。

1年前の誕生日の日には、クジラさんナイフをプレゼントしました。
高知の土佐打刃物屋で購入したマッコウクジラモデルのかわいいナイフです。(^^)

かわいいといっても切れ味は本物。
扱いに気をつけないと、思わぬ事故やケガにつながる危険な物でもあります。

今回は、そんなクジラさんナイフを使って娘が野菜を切ってくれました。
今までも何度も手伝ってくれてはいたんですが、完全に一人でナイフを握らせたのは、今回が初。
ドキドキしながら任せた結果、色々なことが起こりました。どうぞご覧ください。(^^)

3歳の誕生日にプレゼントしたクジラさんナイフ

さて、ということでクジラさんナイフについてですが、3歳の誕生日に夫婦でプレゼントしたナイフです。そのころから、足るを知る暮らしに目覚め始めていたので、何をプレゼントするかってことに結構頭を悩ませたのを覚えています。笑

今思えば、もっとシンプルに、何が必要か。どんなことを大切にしたいかってことで考えればよかったんでしょうが、当時はまだ、「足るを知る」って言う言葉もぼくの中にまだなかったんで、悩んでいたんですよね・・・。

で、悩みぬいた末に買ったのが、前述したクジラさんナイフ。
子どもには小さい頃から刃物に触れて欲しいという想いもあったので、いつかは贈りたいと思っていたナイフ。

ちょっとかわいいデザインなので、娘も喜んでくれました。

あと、気を遣ったのは切れ味。
一般的に子ども用の刃物は危なくないように切れ味を落としている物も多いと思うんですが、切れ味が悪いと、逆に危ないこともあるんですよね。

切れないから無理な力が入る。結果的に、指に当たってケガする。ケガも切れ味が悪いからスパッと切れない。なんてことが起きます。

傷口が綺麗に切れていれば、比較的治りも早いので、切れ味はやっぱり良いものを使った方が良いと思います。

で、今回はそんなナイフを使って、野菜を切るのをお願いしました。
しかも「さつまいも」。

硬くて難しいよなーとは思ったものの、その時作っていた「おはぎ」に「さつまいもあんこ」をつけるためには必要な作業。

娘もやる気になっていたので、お願いしてみることにしました。

見せる→教える→やらせる→褒めるの繰り返し

クジラさんナイフでの調理風景の写真がなく、

別の日の風景をパシャリ

今までも何度も使ってきたナイフ。
使い方は正しく教える必要があるので、「ナイフを持つときは柄の部分をしっかりと持つこと」「刃の部分は絶対に触らないこと」などをおさらいしてから調理にとりかかります。

しかも今回は、初めて一人でナイフを持たせてみました。
いつもは一緒にナイフを持つ格好で使っていたので、これはぼくにとってもチャレンジです。

見ているだけで危なっかしく、ついつい声を掛けそうになるのをグッとこらえて。
正直、想像以上に怖かったです。笑

「こんなにドキドキするんだー・・・」。

とシンプルな感情に襲われました。
指を今にも切りそう。というかきっと切る・・・。

それでもグッと我慢して、なんとか声掛けせずに見守りました。
我ながら頑張ったと思います。笑

で、上手に出来たら褒めての繰り返し。

今まで何度も見せて、何度も教えて、一緒にやってきたので、彼女なりに上達しているわけです。
まだまだ危なっかしいけど、できるようになったらやらせようと思っていたら、いつまでもできるようにはならないし、ちょっとくらい失敗しても大丈夫という価値観を娘に持ってもらえたら嬉しいなーと思って関わりました。

指を切るという体験

で、そろそろ最後の野菜を切るぞーというタイミングで、ぼくも少し安心して、別の作業なんかしてたら「ガタン!」。

やっぱり切りました・・・。

左手の親指を少しだけ。
切れ味が鋭いので、綺麗な切り傷がくっきりと。

血がじわーと出てきて、はじめはビックリしただけだった娘も徐々に痛みを感じ始めて大号泣。

いやー。よくやりました。
頑張った。
親ばかかもしれませんが、ちょっと感動しましたね。

傷口を綺麗にして絆創膏を貼ったらもう大丈夫。
と思ったら、その日はずっと痛いって言ってましたね。笑

こんな「痛い」って経験もなかなかできるものじゃないです。
ぼくは青少年教育の仕事をしているのでなおさらですが、こういう体験が大事ってわかってても、ケガするプログラムを組むわけにはいかないじゃないですか。

でも少しのケガならむしろして欲しい・・・。

実はそんなジレンマがあったりします。

これが自宅で保育できる最大のメリットの1つかもしれないですね。(^^)
結果論ですが、今回は最も理想的な形でケガできたなーと感じた一幕でした。


で、今回の話はそれで終わらなんですよ。
何かって言うと、翌日にもっと驚きの展開があったんです。

なんと、何も言ってないのに、娘がまたナイフ片手に台所に立ったんです!
本人の心のうちはわかりませんが、勝手に刃物への恐怖とか、痛みのフラッシュバックとかあるのかなと思っていたので、これには驚きました。

大人が色々と余計なことを考えても、結局は子ども自身が自分の力で乗り越えていくんだなーと感じた瞬間でした。



はい。
では、ちょっととりとめのない話になってしまいましたが、今回は以上です。(^^)
足るを知る暮らしでは「子育ても楽しく!足るを知る」を大切に、求めすぎず、急ぎ過ぎず子どもと親のペースで楽しく子育てしています。

来年はそんな子育てができる場作りにも取り組んでいけたらなーと妄想していますので、引き続きよろしくお願いいたします。

ではまた。

(しゅんすけ)