人日の節句 ~七草がゆを食べる~

自然・暮らし

どうも。しゅんすけです。
一日遅れですが、昨日1月7日は人日(じんじつ)の節句でした。

地域ごとに若干の違いはあるかもしれませんが、1月7日には七草がゆを食べるという風習が、まだ残っているご家庭も多いのでないでしょうか。

我が家でも、子どもの頃からの風習に習って七草がゆを食べました。
本当は七草を採りに行きたかったんですが、今回はそこまでできず、スーパーで買ってきましたが。笑
いつかは自分たちで採取した七草がゆを食べようと思います。(^^)

では、せっかくの機会なので、人日の節句や七草がゆを食べる意味を記録するので、興味のある人はぜひご覧ください。

人日(じんじつ)の節句について

ではまず、人日の節句についてです。
人日の節句とは、1年間を5つに分けて考えた時の区切りの日のひとつです。
1月7日:人日の節句
3月3日:上巳の節句
5月5日:端午の節句
7月7日:七夕の節句
9月9日:重陽の節句

昔中国から伝来した風習なので、中国で縁起がいいとされる奇数が重なる日に設定されています。
1月だけは、1月1日が別格とされているので、1月7日になっているんだとか。

で、何をする日かというと、五穀豊穣や無病息災を祈って行事食を食べるなどする日だったわけです。
現代よりも人の力が及ばないことが多い時代。こういった年中行事は大きな意味を持っていたんだと思います。

七草がゆを食べて一年の健康を願う

ということで、「自然に沿った暮らし」を目指し実践している我が家でも、七草がゆを食べて、1年間の豊作と健康を願うことにしました。(^^)

冒頭でも書きましたが、本当は七草を採取しにいこうと思っていたんですが、そこまで準備ができず今回は断念・・・。

でも、軽く調べたとこによると、地域によってはこの時期に取れる野草じゃないとの情報も。
その辺も調べてみて、七草探しに近々出かけてみようと思います!

ちなみに春の七草言えますか?
以前秋の七草を紹介した記事もありましたが、今回は春の七草です。

・せり
・なずな
・ごぎょう
・はこべら
・ほとけのざ
・すずな
・すずしろ

ですね。

七草がゆには、七草の若芽を食べて、生命力をチャージし、1年間元気で健康に暮らせますようにとの願いが込められているそうです。
また、お正月に食べすぎ、飲み過ぎで疲れた胃を休ませるという意味合いもあります。

我が家では、子ども達もぺろりと平らげてくれました。

自分が子どものころは、「味が薄い」とか言って、塩や醤油をかけていた記憶がありますが、今はそのままでも美味しく感じられるから不思議です。(味覚が蘇ってきているのかもしれません。笑)

一病息災で足るを知る暮らし

娘撮影

はい。ということで、人日の節句に食べる七草がゆのお話でした。
こういった、年中行事は自然に沿った暮らしを実践していく上で、とても大事な指標になるので、今後も大切にしていきたいと思います。(^^)

今年は、我が家の自然栽培にも本腰を入れていこうかと思っているのでなおさらです。

で、最後にちょっとオマケですが。
今回節句について、改めて調べていた時、無病息災って言葉をたくさん目にしたんですね。
息災っていうのは元々仏教の言葉らしく、仏様の力で災いや病気をとめるみたいな意味があります。
それが少し形を変えて、病気や災いがなく元気なことを表す言葉になったらしいです。

なので、無病息災とは、読んで字のごとく「病気もせず、大きな災いもなく元気なこと」という意味です。

でもって、更に調べていくと「一病息災」という言葉もあることを知りました。
この言葉は初めて聞きましたね。

意味はと言うと「一つくらい病気があった方が、健康に気をつけるから、長生きできる」といった意味だそうです。
面白いですね。笑

そんな考え方もあるんだーと思って。

でもこの考え方って、暮らしの中でも使えるなーと思いました。
無病って、いわゆる100点のことだと思うんです。
でも、100点を目指すのって大変で、何か1つでも上手くいかないと、ダメだったというイメージがついてしまうので。

なので、足るを知る暮らしでは、100点は目指しません。
60点~70点くらいをたくさん作ることを目指しています。

暮らしは掛け算です。
0か100かではないんです。

こっちは100点だけど、こっちは0点となってしまうと、どうしても、気持ちが落ち込むんです。

「はぁー。自分はなんでできないんだろう・・・」と言う風に。

ではなく、100点じゃなくていいから続けてみることで、色々なことができた感覚になっていきます。
まあ、感覚と言うか実際できるようになっていきます。(^^)

はい。
今回は、そんな風に、足るを知る暮らしが実践できる1年になることを祈って、七草がゆを食べたというお話でした。
では、以上です。

(しゅんすけ)