眠るが勝ち ~睡眠と豊かな暮らしの関係~ 前編

自然・暮らし

どうも。しゅんすけです。
突然ですが「ウサギとカメ」のお話から得られる教訓ってなんだと思いますか?

「こつこつ真面目に取り組むことが大切」
「寝ることはサボること」
「人のことを無闇に見下してはいけない」
「油断大敵」

などなど色々あると思います。

でも、そもそもウサギって夜行性なんですよ。
お話の中ではウサギが昼寝することでカメに負けてしまうわけですが、昼の勝負に持ち込んだ時点で、カメの作戦勝ちで、ウサギは必要な睡眠をとっていただけとも考えることができます。

ぼくは暮らしの中で「睡眠」を最重要視しています。
なぜなら、睡眠には暮らしを豊かにするための要素がめちゃくちゃ含まれているからです。

今回はそんな「睡眠」がもたらすもの。そもそも良い睡眠ってどんな睡眠?寝不足をチェックする方法を説明していきます。

どうぞご覧ください。(^^)

睡眠が暮らしに及ぼす良い影響3つ

では、睡眠が暮らしにどんな影響を及ぼすか考えていきたいと思いますがその前に。

実はぼく「早寝早起き朝ごはん運動」っていうのを前職でやっていまして。
子ども達に基本的生活習慣の大切さを伝える仕事なんですが、その時に、「睡眠健康指導士」とか「健康管理検定」の資格とかを取得していたので睡眠にはちょっとうるさいです。笑

で、睡眠の話です。
そもそも睡眠とは、人間が生きていく上で必要不可欠なもので、活動に必要なエネルギーをチャージしたり、体の成長や修復をしたりするために大事な生命活動です。

「寝る子は育つ」

なんて言いますが、睡眠時のホルモンの分泌は、科学的にも証明されている部分が多く、人が成長するためには睡眠が絶対に必要なんです。

そんな睡眠ですが、暮らしにも良い影響を与えてくれます。
今日はそんな睡眠の代表的なメリットを3つ紹介します。

物忘れが減る

睡眠は人の体全般に良い影響を与えます。
ざっくり分けると「頭、心、体」の3つです。

まずは頭の話からです。
「大事なことを忘れてしまう」
「最近物忘れがひどい」

などの悩みを抱えている場合、もしかしたら睡眠不足が原因の可能性があります。

元々人間の脳みそは、「忘れる」ことができるようになっています。
この忘れるっていう機能は非常に重要で、忘れることができなかったら、すぐに容量オーバーになってしまいますし、必要な情報を取り出すことができなくなるなどの弊害があります。

なので、脳の中で情報を重要度別に分けていくんですが、この作業を行っているのが「睡眠時」です。
眠ると、その日に得た情報を脳の中の海馬という部分で再生します。

そして、「これは重要」「これは忘れてもOK」みたいな感じで仕分けをしていくんですね。
そうすることで、脳の中に必要な情報をインプットしていくわけです。

もし、睡眠をしっかりととっていないと、この情報の仕分けができずに、必要な情報を覚えておくことができなくなってしまいます。

よく、試験前に暗記を頑張って、その直後はあんまり覚えられなかったのに、1回寝てからもう一度チャレンジすると、結構覚えてたりした経験はありませんか。
あれが、睡眠時に記憶を定着させるってことです。

なので、睡眠をしっかりとると、物忘れが減り、記憶力が高まっていきます。

イライラがワクワクに変わる

次は心の話です。

これは、よく子どもの話を例に出すんですが、朝起きてきてなんだか機嫌が悪い子っていますよね。これは睡眠不足が原因のケースがあります。

最初にもお伝えしましたが、睡眠は生きていく上で必要不可欠な活動です。
その睡眠が不足していると、体が「不足しているよー」というサインを出してきます。

そのサインが「イライラ」という形で外に出てくるんですね。

当然これは大人にも言えることです。
ぼくはこれを「心の余白がない」状態って呼んでいますが、睡眠が不足すると、この心の余白が少なくなってしまいます。

余白が少なくなると、「なんかイライラする」「やる気が出ない」「力が湧いてこない」
こんなことが起きてきます。

これは普通のことです。

睡眠が不足している状態というのは、心の余白が減り、イライラする暮らしということです。

体がだるい、重いが減る

最後は体の問題です。
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」というものがあります。

簡単にいうと、レム睡眠は浅い眠りで記憶の定着とかの作業をしている最中です。そしてノンレム睡眠は深い眠りで、「成長ホルモン」というホルモンが分泌されます。

で、この成長ホルモンというホルモンは大人も出ます。
どうしても「成長」と聞くと、子どもの背が伸びる時に出るのかな?なんて思いますが、大人もしっかりと出ます。

どんなホルモンかというと、体の疲れをとったり、傷の修復なんかをしてくれるホルモンですね。
このホルモンが出ないと、疲れがとれない、いつまでたってもケガが治らないなんてことが起きてしまいます。

なので、良質な睡眠をとることで、日々の暮らしを活動的に行う丈夫な体を作ることができるというわけです。(^^)

質の高い睡眠ってどんな睡眠?(次回予告)

はい。とうことで睡眠についてお伝えしてきましたが、長くなってきたので今日はここまで。(^^)
明日は「じゃあ質の高い睡眠ってどんな睡眠?」ということを書きたいと思います。

足るを知る暮らしでは、この睡眠がとても重要なんです。
ぼくも「最近睡眠不足かも」と感じる時は、なんかイライラすることが多くなったり、疲れやすくなったりします。

日々の暮らしをワクワク、楽しく過ごすためにも、この睡眠を大切にしていきたいと思います。
ではまた明日。(^^)

PS.
睡眠不足の人の認知能力って飲酒した人のそれと同程度になるって知っていますか?
なので、睡眠不足で働いている人って飲酒しながら働いているようなもんなんです。

運転で考えるとわかりやすいと思いますが「飲酒運転は絶対にだめ!」と思っていても、「睡眠不足運転」にはそれほど厳しくなかったりしますよね。

不思議だなーと思っています―――。

(しゅんすけ)