一歩進んで二歩下がる子育て ~心の中でありがとう~

教育・子育て・遊び

どうも。しゅんすけです。
「あれ?ちょっと前までできなかったのにできるようになってる!」

こんな感動。一度は体験したことがあるんじゃないでしょうか。
子育てに限らず、仕事や家庭、色々な場面で目にする成長は嬉しいものです。(^^)

我が家でいえば1歳の息子。
とうとう歩くようになりまして・・・。

男の子が歩き始めるということに、恐怖を覚えながらも夫婦で喜んでいます。笑

さて!
そんな微笑ましい話から入りましたが、今回はその逆です!

「今までできていたはずなのに、できなくなっている・・・」という場面を紹介します。

子育てしていると、こんなことはしょっちゅうです。
でも、そんな時「足るを知る暮らし」の考え方をすると「前までできていたのになんでできないの!?」といった声掛けをせずとも、子どもと関われるようになります。

今日はそんなお話です。(^^)

魔法の言葉「ありがとう」

ということで今回の話ですが、今回の主人公は4歳の娘です。
我が家の娘は、基本的に明るく元気で、食べることが大好き。
1日に一回以上は「お腹減ったー!」と言って暴れています。笑

で、そんな娘ですがお出かけすると出会った人からお菓子なんかを貰うことがよくあります。
秋田に来てからは、優しい人に会うことが多く「子ども好きなんだよねー」と言って、色々なお菓子をくれます。

そんな時、娘には「人から何かもらったら『ありがとう』って言うんだよ」と教えているんですが、これがなかなかできないことが多いんです。

本人に、なんで言えないか聞いてみると「恥ずかしくなっちゃうから」とのこと。
まあまあ、気持ちは分からんでもないか・・・。

でも「ありがとう」は魔法の言葉です。
本当に魔法みたいに「周りの人の心を温かくして」「自分の心も満たしてくれる」
そして「ありがとう」って言ってるだけで、自分の周りで良いことがたくさん起きる。
嘘でも大袈裟でもなく、本当に魔法の言葉だと思っています。(^^)

なので、娘にもその魔法の言葉を使えるようになって欲しいと思っているのは親心。

せっかくお菓子をくれた人に対して感謝の気持ちを表すためにも言えるようになったらなーと思っています。

出来てたはずなのに・・・

というか、そもそも言えてたんですよ。
ちょっと前までは。

挨拶もそうです。
少し前までは、会った人に「こんにちはー!」とか、何か貰った時には「ありがとう!」とかね。

でも、今はそれができなくなってますね。
そうすると親としては思うわけです。
「できていたはずなのに、できなくなっている・・・」と。

おかしいなーと思いながら娘にも

「前まではできていたのにね?」とか要らんことを言ったりするわけです。笑

でも、子どもの成長は「一歩進んで二歩下がる」んです。
自分だってそうだったはずです。
というか今でもそうです。

今日できたからと言って、明日もできるとは限らないし、何度でも失敗してやっとできるようになるのが普通です。
人それぞれ、できるようになるまでの過程が違うなんてことは当たり前のことです。

なのに、その当たり前のことを我が子の前では忘れがちです。

頭では分かっているはずなのに「昨日できたんだから今日もできるでしょ!」と言っちゃったり、態度に出しちゃったりするんですよね。笑
困ったもんです・・・。

まあ、ということで、ふたき草では「子どものペースでできるようになる」という、ごくごく当たり前のことを忘れずに関わっていきたいと思っています。(^^)

心の中で「ありがとう」

で、最後に具体的な関わり方についてひとつ。
先日、遊びに出かけた雪まつり。

その中で射的遊びをさせてもらいました。
そしたらそこのおじさんが、「合計100点取ったらお菓子あげるね」と言ってくれたので、娘もやる気まんまん。

で、何度もチャレンジした結果、見事100点をゲットし、おじさんにお菓子を貰いに行く段階になりました。

そこでぼくは、

「お菓子貰ったらありがとうを言おうか」と娘に言ってみました。

明らかにテンションが下がる娘。笑

ちょっと難しそうかな?と思ったぼくは、

「恥ずかしい?じゃあ、心の中でありがとう言える?」と聞いてみました。

そしたら元気よく「言える!」と言ったので
心の中で大きなありがとうを言うという約束をして、お菓子を貰いにいきました。

結果、娘はおじさんにはありがとうを言うことはできませんでしたが、帰り際に「心の中で言えた?」と聞いたら「言えた!」と言って嬉しそうにしていました。(^^)


これが、いいかどうかはわかりません。
もしかしたら、ありがとうを言わなくてもお菓子が貰えるという学習になっているかもしれません。

でも「ありがとう」という言葉の大切さや、魔法の言葉としての力を知るきっかけにはなると思っています。

そして、最も大事なのは、彼女自身の心の中では大きなありがとうが響いたってことです。
今これを読んでくれている人も、心の中で大きく「ありがとう!」て叫んでみてください。

ほんの数%、いや0.何%くらいは心が軽くなった気がきませんか?
これが魔法の言葉「ありがとう」のパワーです。(^^)

娘もいつか魔法が使えるようになることを願って、今回は以上とします。
では。

(しゅんすけ)

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