先日、庭に自生しているみょうがをとって食べました。
子どもの頃、あまり食べた記憶がなかったんですが、この歳になって食べてみると――普通にうまいんです。
クセのある香りが、大人になった舌にはちょうどいい。
今日はそんな「庭のみょうが採り体験」から、みょうがの生え方や食べ方、そこから感じたことをお伝えします。
みょうがはこう生える!

みょうがって、どんなふうに生えていると思いますか?
実は、背の高い葉っぱの根元に、ちょこんと顔を出すんです。
だから、パッと見ただけだとぜんぜん気づかない。
葉っぱの影に隠れて、地面すれすれのところに白っぽい芽がのぞいているのが、花みょうが。
「ここにあるよ」って教えてあげても、妻はなぜか全然見つけられないんですよね。笑
視点が固定されると、目の前にあっても見えないことってある。
いわゆる「死角」みたいなものかもしれません。
薬味や和え物で大活躍
採れたてのみょうがは、そのまま薄切りにして水にさらし、流しそうめんの薬味に。
これだけで一気に夏らしさが増します。
シャキッとした食感とほろ苦さ。
「うちの庭から採れた」っていうプラスアルファの気持ちもあって、もう最高です。
その後は、キュウリの漬物に加えてみたり、甘酢漬けにして常備菜にしたり。
どれもシンプルで美味しい。
これがスーパーだと5個くらいで250円。
庭からぽこっと出てきてくれるのは、本当にありがたいことです。
知識は力

今回のみょうが体験で思ったのは、やっぱり「知識は力」だということ。
AIがどんなに発達しても、実際に「こうやって生えてるよ」と体験したことがなければ、探そうとも思わないし、目の前にあっても気づけないんですよね。
もちろん、見つけた植物を写真に撮ればAIが教えてくれる時代です。
でも、その前に「これって食べられるかも?」と思えるのは、人間の経験や知識があってこそ。
ちなみに補足ですが――
AIに聞いて「食べられる」と出てきたものを鵜呑みにして口に入れるのは危険です。
似た植物で毒のあるものもありますからね。
暮らしの中で小さな知恵を積み重ねること。
足るを知る暮らしにこそ価値を見出すこと。
そんな大切さを、庭のみょうがが教えてくれました。
今回はそんなお話でした。
また小さな気づきを見つけたら書いていきますね。
しゅんすけ