どうも。しゅんすけです。
2023年度が終了しました。(^^)
前職時代は、北は北海道、南は沖縄まで異動の可能性があったので、新年度って気持ちが新たになる感じがありましたが、今の暮らしにおいては、新年度ってそれほど意識しないですね・・・。
と言いつつ、2024年3月31日(日)に年度ラストのブース出展をしてきました!
以前もお世話になった「あきたマママルシェ」というイベントで「流木キーホルダー作り体験」を提供してきました。
やることは、とってもシンプルだけど、それだけに奥が深い流木キーホルダー。
簡単な報告と、やってみた感想も書きましたので、どうぞご覧ください。(^^)
流木キーホルダー作り
では、そもそも流木キーホルダーですが。
その名の通り流木を使ったキーホルダーです。(そのまんまですね。笑)
事前にぼくたちが拾ってきた流木(海岸で拾いました)を紙やすりで磨き、ヒートン(ネジ付きの金具)を装着し、ストラップをつけたら完成です。
作業はとても簡単ですが「素手で木に触れる」「木の形をまじまじ見る」機会は、普通に生活していると、なかなかできない(しない)ことだと思うので、こういう機会もいいんじゃないでしょうか。(^^)
一応、今回の流木キーホルダー作りの手順を残しておきますね。
1.海岸で良い感じの流木を拾う
2.砂や泥を流水で洗う
3.熱湯で煮て消毒する
4.乾燥させる
5.やすりでスベスベになるまで磨く
6.ヒートンとストラップをつけて完成
流木は、1つとして同じものはありません。
どれだけ似ていても全く同じものはないんです。
そんな「世界に一つだけのキーホルダー」が作れるのが、流木キーホルダー作りの魅力ですね。(^^)
興味のある人は、ぜひ作ってみてください!
子どもの発想は面白い
で、今回はマママルシェというイベントでの出展だったので、子ども連れのお母さんやお父さんの参加が多かったです。
その中で面白い男の子がいました。
自分の選んだ流木を磨き終わり、ヒートンをつけるために、ぼくの所にやってきた男の子です。
ぼくは、ヒートンを準備しながら
「どこに付けようか?」
と聞きました。
するとその子は、少し悩んだ様子を見せた後、
「ここ!」
と指を指して教えてくれました。
その場所は・・・。
「細長い流木の長い辺の真ん中」でした。
言葉で説明するのが難しいですね・・・。
その子が選んだ流木は細長い形のものでした。
で、その子がヒートンをつけることにしたのは、その長い流木のど真ん中だったんです。
正直「使いにくいかも」と思いました。笑
長い流木なら、先端に付けたほうがきっと使い勝手はいいはずです。
でも、それって大人の凝り固まった考え方で、子どもは自分が付けたいと思ったところに付けるんです。
使いやすさとか関係ねーです。笑
(おそらくポケットとかに引っかかるけど。笑)
そんな、型にハマらない発想と、周りの目を気にしない姿勢に改めて感心し、ぼく自身も、自分がどう感じるかってことを大切にしていきたいと気持ちを新たにすることができました。(^^)(ありがとう!少年!)
ゴールを自分で決める体験
あと、流木キーホルダー作りをしていて感じたことがもう1つ。
これは、クラフト活動全部に言えることかもしれませんが。
「ゴールを自分で決めることができる」っていうのは魅力的だと思いました。
現代においては、ゴールを自分で決める体験が減っているように思います。
どんなことでも「成功」と「失敗」は客観的な指標で測られていて、自分が納得できるかどうかっていうことが無視されているような気がしています。
例えば、ぼくは山登りが好きです。
でも、ゴールは「登頂」じゃありません。
山を楽しむことです。
何かのトレーニングで登っているわけじゃないので、無理して山頂まで行く必要がないんです。
そりゃ、登頂すればそれはそれで楽しいでしょうが、登り始めて、なんかすごく雰囲気の良い場所を見つけて、そこでお湯を沸かして、自分で煎ったコーヒー豆でコーヒーを飲んで・・・。
暖かい陽気の中、お気に入りの本を読めたら、それで満足。
ぼくは帰ります。笑
登頂はしなかったけど、それって、めちゃくちゃ豊かな時間なんです。
そんな風に、自分で自分のゴールを決める。
流木キーホルダー作りなら、やすりがけがわかりやすいです。
やすりを、どれくらいかけるかっていうのは自由です。
ピカピカツルツルにしたいなら、何十分でもやればいいし、ちょっとザラザラが残っているくらいでいいなら、パパっと終わってもいい。
そもそも正解なんてないんです。
自分が納得できるかどうか。
そのことを大切にしながら体験できるってことが面白いところです。(^^)
はい。ということで流木キーホルダー作りをやってきた話でした!
ふたき草では、今年度から本格的にイベントの主催も行っていきたいと思っているので、引き続きよろしくお願いいたします。
ではまた。
(しゅんすけ)