自宅保育の私が、森のようちえんフォーラムで再認識した大切にしたいこと

教育・子育て・遊び

どうも、やよいです。

今回は、実行委員として関わった「森のようちえん全国交流フォーラムin青森」で感じたことや、自宅保育を選んでいる私が大切にしている「根っこ」について書きました。

共働きで子どもを預けるのが主流の今、私たち夫婦が選んだ「自宅保育」や「森のようちえん」は、世の中的には少数派かもしれません。
しかし、この選択には「目には見えにくいけれど、大切な根っことなるもの」が育まれる、かけがえのない価値があると感じています。
自然の中や暮らしの中で育まれるものを大切にしたいと思っています。


どちらが良い・悪いではなく、私たちの発信が「多様な選択があっていいんだ」と誰かが思えるきっかけになれば嬉しいです。
そんな想いも込めて自宅保育の記録をnoteにも書いていますので、フォローやシェア等で応援いただけると励みになります。
noteはコチラ:【ておみるのーと】自宅保育の記録

10年前も参加していたフォーラム

年に一度開催されている「森のようちえん全国交流フォーラム
森のようちえんという自然体験活動を基軸にした子育て・保育・教育に関わっている人や関心のある人たちが全国から集まり、学びを深め交流するイベントです。

今年は記念すべき20回目の節目、青森県での開催でした。
テーマは「いのちの根を 見つめなおす

実は、10年前に宮城県で開催された際、私はまだ大学生で、関東から参加していました。
幼児教育や保育を学び「森のようちえん」をやりたいと思っていた、自然学校就職前の時期でした。


今回東北移住直後に実行委員メンバーに加えていただけたことは、本当にラッキーでした。
東北で活動する様々な人と新たに繋がることができ、嬉しい出会いが沢山ありました。

10年経った今も、自然の中で子育てをしたいという思いを持ちながら、我が子と共にその選択を実現できていることに喜びを感じます。

ちなみに来年のフォーラムは、長野県で開催です。

実行委員紹介ブースをりんご箱を使って作成しました

「与えてもらう」期待を手放す:現地で強く感じた主体的なパワー


今回のフォーラムで特に強く感じたのは、「その時間を学びや喜び、楽しいものにできるかどうかは、その人次第」だということです。

それは、参加者の皆さんとの交流やフォーラムの運営に携わったことでさらに強く感じました。
遠方からも集まった皆さんの「学びたい」「交流したい」という自分の中から生まれる動機
その主体的な姿には、パワーと前向きさがあると感じました。

誰かに何かを「与えてもらえる」と期待してしまうと、期待通りの結果でなかったときに他者の責任にしてしまいがちだと思っています。
しかし、このフォーラムや、今の暮らしを通して、自分事として見て、考え、行動することで、自ら喜びや価値を作り出せるのだということを体感することができています。

他責思考ではなく、自分次第で状況を変えていくことができるという思考で、今後もアクションを起こしていきたいです。

情報交換会にて。ぴっぱら おとじろうさんの紙芝居にくぎづけ

「見えない力」に感謝:主体的なメンバーが集まった実行委員の舞台裏

今回のフォーラムの実行委員は東北6県で活動する20名程度で構成されました。
全員が直接集まれる機会は一度も無く、ほぼ初対面な人同士。
オンラインを中心に協力して準備を進めました。

半年以上関わる中で大変だと感じることもありましたが、私も他のメンバーも「自分に何ができるか」「どうするか」という姿勢で関わり行動していたと様々な場面で感じました。

それは「森のようちえん」を大切に思う気持ちや、輪を広げていきたいという想いが、根っこにあったからこそだとも思います。

応援してくれていた家族に、私は沢山支えてもらいました。
フォーラム中も分科会講師を務めながら子ども達をずっと見てくれていた夫のおかげで、
安心してそれぞれを楽しむことができたと思っています。

もちろん他の実行委員メンバーも仕事や家庭のこともあるなかでの運営で、
沢山の見えない人のサポートによって成り立っていました。
それぞれが想いを持って集まると、大きな力になるのだと体感しました。

経験するということは、今まで見えていなかった何かを想像することにも繋がりますね。
子育てや暮らし・チャレンジを通して、色んな気持ちを味わえていることが、私にとっての幸せです。

夫の分科会には沢山の方にご参加いただきました

「みんなの正解」はないからこそ、選択を尊重する

子育てにおいても、生きていくうえでも、何を選ぶかに「みんなの正解」はありません。
だからこそ、子どもたちには「自分で選べること」「自分で選んでいること」を知ってほしいと思っています。
(そのためには選択肢があると知ること、選択理由やその考えに触れられる機会も重要と思います)

「選択」を尊重された経験が、優しさや、その子が楽しく生きていく土台に繋がると考えています。
教え与えようとすることばかりではなく、子どもたちのすでに持っているものや選択を尊重し見守りたいと思うのです。

フォーラム後に遊びに行かせてもらった北海道の「森のようちえん ぴっぱら」では、小さな子どもと生きる日々の賑やかさや楽しさに触れ、我が子との日常が幸せであることを、再実感することができました。

まず、大人が幸せそうでした。

一人の人として、子どもの気持ちや考えを大切に関わる
短時間でもぴっぱらのあたたかな雰囲気や生き生きとした姿に触れ、大切に育まれ続けている場を感じて温かな気持ちになりました。

フォーラムで、少数派の選択であってもそれを心から選びたいと思う人がいること、そして各地で大切に育まれている子どもたちの存在がある事実に、とても励まされました。

フォーラムのおかげで「ぴっぱら」の皆さんと出会うことができました

『大変』を『悪』にしない場づくりへ

「自宅保育」や「森のようちえん」といった少数派の選択や考えの中に、今の時代の子育てで大切にしたい視点があるようにも感じています。

大変なことも多い子育てですが、『大変』=『悪』ではないと捉えていて、
その大変を作り出すものがなんなのかを考えてみたいと思うんです。

環境?状況?考え方?
物理的に大変なこともあれば、精神的なこともありますよね・・・。

共感できる想いの人と出会い共に子育てできることで、少しでも今を見て楽しめる子育てに繋がっていけたら良いなと思います。

だからこそ、私は「子育ての選択も多様であっていい」というメッセージを発信し、
小さくても、不定期でも、場を開いていきたいです。

フリー分科会でウィズ・ナチュラさん(奈良)が握ってくれた
手作りふりかけのかかったおむすび

今後の活動についてのお知らせ

フォーラムでの出会いに背中を押され、拠点も新たにできたことで、来年はますますやりたいことにワクワクしています。

そこで、今後の活動についてひとつお知らせです。

来年の自主保育(森のようちえん)の開催日を、休日開催に変更して実施します。
平日開催の良さもあるのですが、色んなトライをしてみたいと思っています。

参加希望の方はぜひLINEにご登録いただき、最新情報をお待ちいただければ嬉しいです。
▶LINEはコチラから登録できます



PS. フォーラムの情報交換会でのこと。
ウクレレに合わせて楽しそうに踊る大人を見て、娘が踊り始める瞬間が映っている動画があるのですが、私はその動画が大好きです。
どんな大人を見ながら、子どもたちが育っていくのか。

note:【ておみるのーと】自宅保育の記録

やよい